アーカイブ・記録

田無小から出土した銃器類を展示

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西東京市郷土資料室で教練銃など約30点

※編集部注:このイベントは終了しましたが、インタビュー動画などにご関心をいただきまいたので、アーカイブとしてしばらく公開を続けます。

2018年夏に西東京市立田無小学校の校庭から約3000点もの銃剣類が見つかり、世間を驚かせました。発掘された資料の一部が、9月28日(2019年)まで西東京市郷土資料室で展示されています。

まずは展示の様子をご覧ください。冒頭および9秒頃に出てくる資料は、高温で焼かれ、溶けて塊となった状態で発見された銃剣類です。

15秒動画


今回、展示されているのは、歩兵銃、銃剣、軽機関銃、バケツ、ラッパなど約30点です。そのほか、関連資料として見つけ出された教職員の日記や、当時の教練の様子の写真などが展示されています。

発見された銃剣類は、南北約3.4メートル、東西約4.4メートル、深さ約1メートルの長方形の穴の中に整然と並べられていたといいます。内容は、鉄砲約1400点、刀剣約1200品、訓練用手りゅう弾8点、銃砲弾(空砲)302点、などです。田無小学校は当時「田無国民学校」で、これらの銃剣類は教練で用いられたとみられています。

意図的に焼かれた跡があり、終戦時に何らかの指令によって処分されたと推測されています。

展示では、当時の教練の様子も紹介しています。一部をスライドショーでご覧ください。

15秒動画

このように教育の場で用いられたものだからこそ、社会の状況次第で、誰もが戦争に巻き込まれていくということを感じさせられます。発掘品の詳細についてはいまだ調査中ですが、西東京市教育委員会では「戦争が身近にあったことを改めて考えてみてほしい」と今回の展示を企画したそうです。

文化財係の亀田直美さんにインタビューしました。西東京市にある国指定史跡「下野谷遺跡」との対比がとても興味深いですね。

こちらは、約1分のロング動画でご覧ください。

Special動画

 

イッツ君
焼却の際、校庭にあった校長宅のガラス窓が割れたそうだよ。それだけ強い火力で焼いたんだね。
会場では、西東京市域に落とされた、原爆模擬爆弾の模型も展示されているよ。
レッツちゃん
ザッツ君
郷土資料室では、ほかにも、郷土史を紹介するジオラマなどが展示されているよ。この機会に、まとめて見てみてね!

 

取材者メモ

旧小学校校舎を利用している西東京市郷土資料室。今回の展示は、教室を半分に区切ったほどの小さなスペースで行われていますが、解説文や写真展示などもあり、なかなか中身が濃いです。

教練の写真が当時の様子を伝えてくれますが、そこで用いられた銃剣の実物が一緒に展示されることで、当時がよりリアルに感じられます。若い人たちや、子どもを持つ親御さんたちに、ぜひ見てみてほしいです。(イッツ取材班)

 

データ

会期:9月28日(土)まで

会場:西東京市郷土資料室

住所:西東京市西原町4-5-6
西原総合教育施設2階

休館:月、火曜日

時間:午前10時~午後5時

電話:042-467-1183

http://www.city.nishitokyo.lg.jp/sisetu/other/kyodo.html

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